【0歳から性教育は早すぎる…?】0歳児から始める性教育の土台作り

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先生紹介

岡田百合香 先生(豊橋市民病院 非常勤泌尿器科医)

愛知県在住。総合病院の泌尿器科に勤務する傍ら、乳幼児の保護者を対象にした「おちんちん講座」や、思春期の学生向けの性に関する授業などを行っている。
現在3才男児、0才女児の子育て中の現役ママ

性教育の土台作り

2児のママ2児のママ

前回、子どもが小さいうちから性教育を始めた方がよいというお話を聞きました。
ただ、うちの子はまだ0歳です。さすがに早すぎますよね。

いいえ。
「性教育を始めるのに、早すぎることも、遅すぎることもない」という言葉があります。まだ言葉を話す前の0歳児であっても、性教育の土台づくりがすでに始まっているのです。

岡田先生岡田先生
2児のママ2児のママ

えっ。具体的にはどういうことですか?

この時期に大切なのは、「この人は自分のことを大切に思ってくれる存在だ」と感じられる愛着形成や、「この人になら何を聞いても大丈夫だ」という信頼関係をつくることです。

子どもが「自分は愛されている」「この人は信頼できる」という感覚を持つことは、今後性教育を進める上でも非常に重要になってきます。

そのためには、子どもとのスキンシップや、「可愛いね」「大好きだよ」という言葉がけ、何かに興味を持った様子を見せた際に「これはお花だよ」「キレイだね」とその興味と向き合ってあげるなど、日常の中でのやりとりが重要になります。

岡田先生岡田先生

2児のママ2児のママ

特別なことをする必要はないんですね。

はい。
ただ、こういった赤ちゃんへの声掛けや愛情表現は、保護者の方の心や体の状態がある程度落ち着いていないと難しいものです。
寝不足でフラフラだったり、不安やストレスが溜まった状態だと「可愛い」「大好き」と感じたり、伝えたりする余裕がないこともあるでしょう。

無理に「やらなくちゃ」と思って、さらにストレスを感じたり、自己嫌悪に陥ることになっては逆効果です。

0歳児の間は生活リズムが整わないことも多いので、「やらなきゃいけないこと」は最低限にして、保護者の方の体や心を労わることも大切にしてください。
それが赤ちゃんへの「愛しい」という感情や積極的な関わりにも繋がってくると思います。

岡田先生岡田先生

2児のママ2児のママ

余裕のある時に、自分のペースで取り組めばいいと知って、気が楽になりました。

育児はなかなか理想通り、教科書通りにはいかないものですよね。

私も、愛着形成のために、例えば「授乳中は赤ちゃんのことを見つめてあげるのがよい」と知ってはいるのですが、時には本を読んだり、スマホを見たりしてしまうこともあります。

子どもが0才児の時から性教育の土台づくりが始まっているのは事実ですが、気負わず、焦らず、親の心身を整えながら子どもに愛情表現できれば大丈夫です。

岡田先生岡田先生

 

 

イベントのご案内

 今回の記事を執筆頂いた岡田先生を招いて、イベントを開催することになりました!

イベント詳細・申し込みはこちら

イベント概要

【開催日程】

2021年10月26日㈫
10時30分〜12時00分

【開催方法】
オンライン(Zoomを予定しています。)

【参加費】
無料

【申し込みフォーム】
こちら

【対象】
あんよ」をご利用中の皆様
(※あんよを利用していないお友達のお誘い合わせも大歓迎です!)

【定員】

前半の部(ミニ講座):定員なし
後半の部(交流会):先着10名様

【ゲスト】

豊橋市民病院 非常勤泌尿器科医
岡田百合香 先生(0歳と3歳の2児のママ)

育児情報サイト「たまひよ」にて記事連載中。助産院などで子育て中の母親を対象にした「おちんちん講座」「トイレ講座」を開催し、好評を得ている。

岡田先生ホームページ

たまひよ連載ページ

【テーマ】

ミニ講義:「幼児期から始める性教育」
交流会:月齢の近いママ同士で情報交換しよう!(岡田先生も参加します!)

【当日のスケジュール】

〈前半の部(ミニ講座)〉
10:20 入室開始
10:30 オープニング
10:35 ミニ講座(岡田先生)
11:05 前半終了→休憩

〈後半の部(交流会)〉
11:10 交流会説明
11:15 交流会
11:55 クロージング

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